雅…
経糸の染色がすべて終わったので
糊をつけて16mを引き延ばしました。
インド茜と矢車をかけあわせて作った
グラデーションの糸束。
「雅なかんじ。」って言われました。

雅なかんじ。

「雅」と聞いて連想させるのは平安時代の襲色目。
茜色のグラデーションが優雅さを思わせたのかな…

日本人の色にたいする感覚ってとても繊細で情調的。
その感覚の根源はやっぱり自然と四季で、
もちろん自然の植物から色をもらって染めているからなんだろうけど、
それでも重ね方や配合の違いによってつけられた名前は
現代人の私でも共感できるし心を打たれる。

日本の美意識って西洋の美学のように理論的ではなくて、
すごく感覚的。
「雅」から広がる色の世界も、日本で生まれ育ったから感じるもので、
それはきっと他の国では理解できない感性なんだと思う。







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自然の恵み…
今日からひたすら括った経糸の束を染色。
色がついていくのは嬉しいけれど、
植物の煮出しも染色も時間がとてもかかるので
少し苦手なこのしごと…
夏場は暑いし、冬場は寒いしね、
でもきれいに染まった糸を見ると
やっぱり嬉しいし、

自然の恵みってすごいって改めて思う。


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ひたすら作業…
1月に2012年初一反を織り終えて、
のんびり毎日が過ぎました。
そろそろ2作品目へ。
とりあえず整経。
経絣が入るので
絣の束ごとに分けての整経です。
整経した約16mの糸束を
まっすぐに伸ばして染めない部分を括っていきます。
600カ所くらい。
着尺は長い。
16mがめちゃめちゃ長く感じる瞬間。

日々、ひたすら作業のこのごろ、もう春です。



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絲ノ道…
柳宗悦の民藝の「心偈」の中に、「絲ノ道 法ノ道」という文がある。
「美しい織物を見る。………
 その美しさを安泰なものにするのは、
 經と緯とが交はる法則に委ね切つた道だからである。
 ここでは人間の我儘を、ぶしつけに出すことが封じられているのである。
 何んなことをしようと、法を外れゝば、織を亂れて了ふ。
 人が織りはするのだが、法の中で人が織るといふに過ぎない。
 だから、糸の道は法の道なのである。
 その法を素直に受取る織物ほど、美しさは保障をうける。
 他力の恵みは、ここではいとも大きい。………
 織物は救ひの世界に深く交はる。(文中省略有)」


基本的に地味で単調な織のしごと。
外れることのできない経と緯の制約に苦しむ時もあるし、
気の遠くなるときも多い。
今まさにそう、久々の着尺に苦闘だった。

でも美しい布を織りたいと改めて思った。





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ひとつずつ…
12月、
なのに沖縄はとても暖かい1日でした。
まだ半袖でも大丈夫!

年末、京都で予定しているグループ展の作品作りも着々と進み、
明日もいい天気だったら外で仕上げの洗い張りをしようかなと考え中。

今日は今から販売用のストールのタグ付けです。
ひとつずつ手縫いをしていきます。

■グループ展のお知らせ
sot vol.4 染・織・陶の展示会
 
2011年12月24日〜29日
ART GALLERY&RENTAL SPACE be-kyoto
JR京都駅→地下鉄烏丸線 今出川駅2番出口から徒歩5分

グループsotのHP: http://sotsot.web.fc2.com

お気軽にお立ち寄りください。




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四季を纏って…


洋服でもそうであるように
着物にも素材、色、柄、小物の使い方、
それぞれに季節があり、TPOがあります。
私の制作の中心にある絣は洋服だとジーンズ的な…普段着…

日本人は着物で四季と風土を纏ってきました。
自然と溶け合うように季節を楽しみます。



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女性の着物は胸で着る…
「女性の着物は胸で着る」

今日は過去の着物作品の撮影をしました。
お嫁に出してあげようと思う着物のお見合い写真です。

着物は、男性は腹で着る、女性は胸で着る。
そう話しながら着付けをしてくださったYさん。
仮縫いの着物もビシッと着付けしてくださいました。
さすがです!
モデルをしていただいたTさん。
何着も着せ替え、何度もライトに照らされ、
それでもさわやかな立ち振る舞い、
ありがとうございました。
見よう見まねなセットとカメラ超素人の私に
長い時間つきあっていただいて、本当に感謝です。

私は着物を作っているのに
着物を着て出掛けることがほとんどありません。
着物は誰かが着てはじめて着物となり、
着つづけることで共にその時を楽しめるものです。
まずは自分が着なくては。






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HPリニューアル…
HPリニューアルしました。
まだ工事中のページも多いですが…

HTMLとCSSと、
そのうちJavaScriptも、
ちょっとずつ勉強して更新していきます。

織のしごとも…!!
よろしくお願いします。






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自宅にほしい…
久々の着物制作、開始です。

着尺の経用絹糸1綛を木枠に巻くのにだいたい30分。
だけどさすが大学、一気に巻けます↓↓
10綛が2時間かからない!
自宅にほしい…
糸を巻いて整経して、括って、染めて、

紬の経緯絣です。
仕事の合間見ながらだから、
機にかけるのは12月くらいかな…



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うふあがり島 2
北大東島へ行った目的、移動大学!
台風で一日お休みになってしまいましたが、無事開講できました。
吹き抜けの空間が素敵な小中学校↑

私が担当したのはカード織です。
ここでちょっとカード織の紹介。
カード織とはカードに穴をあけ経糸を通し、
そのカードを回転させて紐状の布を織る技法です。


カード織の歴史は紀元前に始まり、ユーラシア大陸全体に分布しています。
最古の発掘物はドイツ、ギリシャ、スペインで、
紀元前5〜6世紀の墳墓から出土。
東方では中国、清朝時代に六角形のカードを用いて絹のバンドが織られていたことが明白とされており、エジプトではコプト期にカード織が始まったとされています。
しかし20世紀に入るとほとんどの国で忘れさられます。
(染織α「カード織を理解するために」①〜⑤日下部啓子著参照)




単純な道具で複雑な模様が出せ、織り上がった布はとても丈夫です。
受講してくれた皆さんとても真剣に取り組んでくれました。

夜には琉球芸能の公演も行われ、打ち上げのお酒もおいしくいただき、
島の方々のあたたかい歓迎に感激でした。




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